4月の旅行
昨日から妹の運転で、箱根に行ってきた。
1日目、相模原から道志みちを通り、山中湖へ。天気は生憎だったが、道志みちは、山肌を山桜と芽吹いたばかりの新緑が彩っていた。
山中湖に抜ける。雨が降り出したが、ン十年ぶりの山中湖は、春が来る一歩手前の高原という佇まい。別荘が点在する針葉樹の森を走り湖畔に出た。やはり、僕はこういう高原に来ると、心が落ち着く。
山中湖から進路を御殿場に変え、進んだ。この辺、標高が高いのだろうか、霧が濃く、見通しが利かない。でも、それが幻想的な雰囲気を醸し出し、たまらない。多分、雲の中を走っていたんだと思う。
車は、仙石原を抜け、芦ノ湖へ。アメリカに渡る前、幼かった時、祖父・祖母・家族で来たり、林間学校やその他・学校の行事できた思い出が蘇ってくる。
芦ノ湖の箱根神社で参拝。妹は事前に車椅子だと特別に一番奥の普通、参拝者が登る階段の上の駐車場を使えることを調べており、手回しが本当によい。
その後、大涌谷へ行き、黒たまごを食べた。ホクホクで、美味しかった。大涌谷の黄色みがかった、蒸気にけむる岩肌もいい。こんな岩肌を眺めたのはアメリカのセドナ以来かもしれない。
芦ノ湖湖畔の宿に着く。車椅子車両の駐車スペースが確保去れていて、その心配りが嬉しい。妹の手回しの良さもある。
宿の部屋のテラスからは、満開を迎えようとしている桜の木が一本、その向こうが芦ノ湖、その芦ノ湖を取り囲むように雄大が山並みがやや霧に霞んで見えた。いくら眺めていても飽きない風景。少し寒かったが、その寒さを忘れ、30分以上僕はそのテラスに佇んでいた。「こんな風景、どこか懐かしい。そうだ、アメリカでキャンプに行った時、眺めた風景だ。また、アメリカに戻って、キャンプ・・・・」なんて思ってしまった。
その後、温泉に浸かり、夕食は、寿司とワイン。
翌日も雨で、富士山は一度も見えなかったが、箱根から神奈川にあるリハビリ・センターに行き、帰途についた。
妹よ、雨だったけど、素敵な旅だった。ありがとう!
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