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2006/12/16

Day Two London

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8時ごろ起床。今日はロンドンへ行く。T君に玉子焼きを焼いてもらい、冷凍してあったクロワッサンを電子レンジで1分、温めて、賞味期限が切れたサラダとコーヒーで朝食をとる。やはり出来立ての朝食はうまい。シャワーを浴び、11時前、出発。今日は、天気がいい、厚手のフリースだけで、ジャンバーは持たなかった。これが間違えのもと。

電車と電動車椅子で、行くことも考えたが、この春にゲットした愛車は、いまいち、耐久性に信用がない。八王子の実家で、3キロくらい走行?しただけ、メーターが赤を指した。バッテリーだから復元力はあると思うが、イギリスに来て3年弱、まだ車でロンドン入りしたことがなかったので、自称、走り屋としては、1度はやってみたかったのも事実。
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Bagshotから、M3をロンドンへ。天気が快晴。「UFO、見えるかな。」なんてT君。M3が程なく終わり、A316に続き、いくつかRoundaboutsをこなし、A205、A3205と、うまく走り、予定なら、テムズ川南岸、観覧車を見るはずだったが、車は、テムズの南岸を走り、橋を北側に渡ってしまった。ナビとしては、不覚。でも、東の方向へ走っていたら、見覚えがある道が出てきて、産業革命のシンボルでもあるBig Benの前に出た。T君、「茂森と、こんなところまで来るとは、思わなかった。」と、感動してくれた。

トラファルガー広場のパーキングに車を止めて、車イス。ロンドンの中心部。ピカデリーへ行き、レスター・スクエアへ回る。クリスマス前で、人、人、人。T君、車椅子を押し続ける。自称、旅回りの劇団の大道具の大工のT君、本職は・・・、見せる方の人。芝居の裏の裏まで知っているのだ。それに気がつかなかった僕も、間抜けだが、T君、唯一、日本に来ていない『Blue Man Group』を見つけ、見に行こうと言い出す。T君がボックス・オフィスに行って聞くと、車イスは座席の関係で、直接、劇場でチケットを買うようにとのこと。T君の英語力も、なかなかである。
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渡された地図をもとに、劇場へ向かうが、New London Theatreは、結構、遠かった。細い路地をいくつも越えていく。晴れているが、とても寒かった。車椅子を押してくれているT君は、すでに上着を腰に巻きつけているが、僕は、動かないので、体温が奪われるばかり。運んでもらっている方は、文句を言える身分ではないのだが、体が冷え切ってしまうので、その上着を借りた。話は反れるが、気温2・3度の町で車イスに揺られているより、-15度くらいのスキー場で体を動かしている方が、寒さを感じないのではないか。劇場に着き、チケットをおごってもらう。開演、午後3時。ただ今、1時半。

飯を食おうと、劇場をあとにする。近くに、有名なコペント・ガーデンがあり、行ってみるが、ものすごい人ごみと石畳は、車イスと、相性が悪かった。テムズの方に下り、ストランド通りのパイ屋で、パイの包み焼きを食べる。中は、ビーフ、ココアで体が温まる。パイは食べにくかったので、食べさせてもらう。こういうとき、旧友は、憶測なく頼めるのでいい。車椅子押すの大変か、聞くと、「大道具をなめる気か。」と一喝。失礼致しやした。パイ屋の道路挟んで向こう側も劇場で、「あの大道具はね、重くて、大変。」と彼。見せる側の人間である。
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併し、ロンドン、説明できないが、とてもエネルギーに満ちた都(まち)である。行きか人々やショーウインドウを見て、来るたびにそう思う。

余裕を持って、劇場に入る。入り口で、アジア系の若い女性スタッフに誘導を受け、裏口エレベーターへ向かう。僕らが日本語で話すと、なんと、日本から来て働いている女の子であった。はきはきしていて気持ちがよく、かわいい。久しぶりに?、日本人の女の子にあった。この劇場には、もう一人、日本人の女性が働いているようだ。

Blue man Group』がはじまった。このショーは、黒い服をきた頭から指先まで、異様に青い3人の男で、演じられ、台詞がなく、パフォーマンスといった方がいい。オープニングから、水を使ったクリエーティブなアートで、ギャグも多い。ネタを次から次へと替えてくる。観客も、巻き込む。エンディングも壮大な流れるようなアートで、想像がつかず、ものすごかった。これ以上言うと、ネタばれするので、止めとく。知りたい方、メールください。

終わりも、日本人のスタッフの方が来てくれるかと思ったが、ほかの人だった。自己紹介、メール・アドレスの交換の機会を失ってしまい、少し残念。冗談だけど。

日が暮れた夜の、人もまばらが裏通りを、ピカデリーへ向かう。裏路地の方が雰囲気あっていいと、T君。ピカデリーの三越の地下ですしを食うことしか、頭にない、僕。三越に着くと、レストランは、6時から、ちょっと間があったのでテムズまで散歩して、また戻ってくる。今度は開いていた。1階の入り口に、車イスを置き、手を支えてもらい歩いて階段を下りた。
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前菜に生牡蠣、そして、すしを頼んだ。僕は、日本で食べて以来、6ヶ月ぶりの本格的なすしなので、上に手が伸びた。T君は、中でいいという。遠慮しやがって、と思ったが、旅回りの劇団員は、全国行く先々で差し入れがあり、地元のおいしい店を紹介され、舌が肥えてしまうそうだ。うらやましい限り。すしを食べながら、昔話にも、花が咲いた。と言っても、T君の話は、自慢や、昔はよかったなと言った類の話ではなく、いろいろなことがあって、落ち込んでいるやつがいて、そいつを陰で支えていたやつがいたことなど。僕も、その友達、変におとなしいとは、思っていたが、母の送り迎えで、学校行っていたし、放課後の付き合いもできず、声かけもしなかった。僕も、高校時代もきつかったが、20代から30代にかけて、また違った意味で、きつかった時期がある。今にすれば、おとなしかった彼のつらい気持ちがよく分かるのだ。高校でも、よき友達に囲まれていたことを今さらながら、嬉しく思う。

この、すし屋で、気がついたことがある。それは、日本人の店員さんの態度がいいこと。僕が日本にいた20年前は、まだ、僕なんか障害者が店に入ると、奇異の目で見られ、打   ち解けることが、なかなかできなかった。自然と、付き添っていた母の話術が、鍛えられ、それをカバーするのだが、今回は、たとえば、フォークを床に落としてしまっても、すぐ、替えのフォークををナフキンをつけて持ってきてくれて、「ありがとう」とゆっくり言うと、微笑み返してくれた。欧米では、こういうことは、自然なのであるが、日本人から、受けるのも、嬉しいものがあり、励まさたような気分になる。日本もだいぶ変わってきたな、と思う。

車に戻り、帰路。夜なので、一番分かりやすい道にした。A4を追って、テムズ河岸を走り、M4に入る。ロンドン環状のM25に入り、M3をゲットすることになるが、ジャンクションでミスコース。一つ先で出て、引き返してきた。
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